「せっかくの貴重な週末は、自然の中で過ごしたい」
そんなアウトドア派の方にぴったりなのが、車中泊キャンプです。

テントの設営ナシ。時間の制約もナシ。
自分の車で好きなところに移動して、そのまま大自然の中で好きなだけ寝泊まりできる。
車中泊だから、”自由”と”快適さ”の両方が叶うアウトドアです。
とはいえ、車中泊が初めての方にとっては「車中泊はどこでできるの?」「キャンプ場って予約制?」「快適に過ごすには何を持って行けばいいの?」といった疑問も多いはず。
そんなあなたのために、本記事では
✔ 全国のおすすめ車中泊スポット(エリア別)
✔ 目的別の選び方(星空・温泉・ファミリーなど)
✔ 初心者さんの注意点
をまとめてご紹介。
初めての車中泊を楽しみたい方や、次の車中泊先を探している車中泊のプロも必見です!
車中泊ができるキャンプ場とは?
車中泊ができるキャンプ場と言っても、実はキャンプ場の種類や設備は様々です。
「どこでも車中泊ができるわけではない」ので、キャンプ場について事前に調べて、どんな設備があるのかを知っておくことが大切です。
ここでは、車中泊が可能なキャンプ場や、それぞれの施設の違いについて詳しく解説します!
車中泊ができる施設の種類【キャンプ場/RVパーク/道の駅】

- オートキャンプ場:テントのすぐそばまで車を横付けできるキャンプ場。炊事場・トイレ・シャワー・電源などの基本設備で普段の生活と同程度に整えることも可能。ファミリー・初心者向け。
- RVパーク:日本RV協会公認。電源・ゴミ処理・水道・トイレなどが完備されている施設。車中泊に最適化された有料駐車場。連泊やキャンピングカー向け。
- 道の駅・PA・SA:休憩目的のためキャンプは不可。トイレ・自販機・一部認められている場合のみ車中泊可能。マナーは厳守しましょう。
【項目別】オートキャンプ場とRVパークの違い
設備 | オートキャンプ場 | RVパーク |
---|---|---|
電源設備 | ○(一部のみ) | ◎ |
焚き火・調理 | ○ | ×(制限付き可の場合も) |
ごみ回収 | ×(有料回収の場合も) | ○ |
長期滞在 | ×(テント泊向け) | ○(車内泊で長期可) |
予約 | 要予約 | 予約不要の場合もあり |
目的で選ぶなら▶︎アウトドア重視=キャンプ場/快適性重視=RVパーク
予約の有無・利用料金・設備の違い
【失敗しない】車中泊キャンプ場の選び方
あまりよく調べずに車中泊できる場所を選んでしまうと、せっかくの車中泊キャンプが始まってから「トイレが使いずらい」「夜中の騒音が気になる」「設備が少ない」など後悔してしまうケースも少なくありません。
とくに初心者や女性が安心して快適に過ごすには、事前にチェックしてほしいポイントがいくつかあります。
ここでは、失敗しないための車中泊キャンプ場の選び方を詳しく紹介します。
トイレ・水場・電源など基本設備から探す

- トイレは清潔で明るいか(夜間も使いやすければなお良し)
- 炊事場の有無
- 水道の数は多いか(洗剤・スポンジは装備されているか)
- AC電源はあるか
- 夜間照明の有無
- 駐車場からキャンプ場までの距離
🔍快適に「寝る・食べる・片づける」が満たせる設備が初心者さんにはおすすめです。
ペット同伴可・焚き火OKなど目的別に探す
- 愛犬と一緒に車中泊キャンプがしたい人:ぺット可キャンプ場
- 焚き火やBBQなど火を楽しみたい人:「直火OK」や「焚き火台使用可能」なキャンプ場
- 静かに過ごしたい場合:「ファミリー向け」よりも「ソロキャンプ・静音推奨」を選ぶ
🔍自分がキャンプでやりたいことを明確にすることで施設選びが進み、満足度がグッと高まります。
治安・静かさなど安全面から選ぶ
- 夜間の騒音が少ないキャンプ場
- 車の出入りが制限されている場所
- 「管理人常駐」「防犯カメラの有」等、安心して泊まれる設備がある
- 道の駅などと違い、利用者がマナーを守って使用する場所を選ぶとトラブルを回避しやすい
🔍特に女性や初心者のソロキャンプは安全面を最優先事項に選びましょう。
初心者・女性も安心な施設から選ぶ
- チェックイン・アウトの時間が明確
- 温泉やシャワーが併設されているor近隣にある
- 車の乗り入れが簡単で、区画整備がきちんとされている
- 口コミ評価が高く、初心者歓迎の記載があるところ
🔍初めての車中泊では、「初心者歓迎」「女性向け」などの文言がある施設を選ぶのがおすすめです。
補足💡口コミや施設の写真・動画を必ずチェック
公式サイトに載っている内容だけではわからない情報もあります。Googleの口コミやX、Instagramなどからレビューを探すと、よりリアルな声がわかって安心できます。
全国おすすめの車中泊キャンプ場【エリア別】
コロナ禍以降キャンプが全国的に流行したこともあり、車中泊ができるキャンプ場は全国にたくさん増えています。ですが、地域ごとに特徴や推しポイントはそれぞれです。
「自然や絶景も楽しみたい」「キャンプ場の近くに温泉があるといいな」など、希望に合わせて場所を選ぶと初めての車中泊キャンプがより楽しめます。
ここでは、日本を6つのエリアに分けて、地域ごとにおすすめのポイントやキャンプ場を厳選して紹介します。
北海道・東北のおすすめスポット
1.白金野営場(北海道美瑛町)
→ 北海道ならではの大自然の中で車中泊+無料の焚き火体験ができちゃう。周囲は静かで穴場スポットである。
2.秋田県立北欧の杜公園オートキャンプ場(秋田県)
→ 温泉施設併設。電源サイトもあり。設備が整っているのでファミリーにもおすすめ。

特徴:広大な自然を活かした星空・北日本特有の涼しさが人気。夏も快適です。
関東(神奈川・千葉・埼玉など)のおすすめスポット
1.ウェルキャンプ西丹沢(神奈川県)
→ 車中泊ができる広大なオートキャンプ場。近くで川遊びをしたり、焚き火もOK。
2.有野実苑オートキャンプ場(千葉県)
→ キャンプサイトが広く、プライバシーを守れることで、女性に人気の高設備キャンプ場。
3.ケニーズ・ファミリー・ビレッジ(埼玉県)
→ 管理体制が整っており初心者も安心できる。都心からのアクセスが◎
特徴:都内からのアクセスの良さ・設備の充実がポイントで、家族や初心者でも安心。
中部(長野・山梨・静岡など)のおすすめスポット
1.PICA富士西湖(山梨県)
→ 富士山が見られる絶景がポイント。電源あり+レンタル充実で安心。
2.しだれ栗キャンプ場(長野県)
→ 林間キャンプ場静かなためでソロキャンプに人気。標高が高く、夏でも快適。
3.ならここの里キャンプ場(静岡県)
→ 温泉付き+ペットOK。川沿いにある施設のため、自然を満喫したい人に特におすすめ。
特徴:比較的設備が充実している傾向。標高差を活かした快適さや自然体験ができる。
関西(大阪・兵庫・和歌山など)のおすすめポイント
1.若杉高原おおやキャンプ場(兵庫県)
→ 満天の星空で有名なキャンプ場。夜に星空と焚き火の両方を楽しみたい人にピッタリ。

2.グランパスinn白浜 オートキャンプ場(和歌山県)
→ 海・山・温泉が揃った施設でファミリー人気が高い。
3.能勢温泉キャンプ場(大阪府)
→ 温泉併設+初心者歓迎のキャンプ場。大阪市内からのアクセスが良い。
特徴:温泉や景勝地に強く、旅行気分も味わえる施設が多い。
中国・四国(広島・香川など)のおすすめスポット
1.休暇村讃岐五色台キャンプ場(香川県)
→ 瀬戸内海が一望できる絶景スポット。静かで落ち着いた雰囲気が良い人におすすめ。

2.大鬼谷オートキャンプ場(広島県)
→ 広大な敷地でアクティビティができるのでファミリー層やグループにも人気。
特徴:海側と山側両方の良さがある。基本敷地が広め。穴場スポット的な施設も多い。
九州・沖縄(福岡・熊本・沖縄など)のおすすめスポット
1.道の駅ゆふいん RVパーク(大分県)
→ 温泉が徒歩圏内にあって人気。無料Wi-Fiがあるので、指南動画を見直したい時も心配なし。
2.RVパークsmart ペットリゾートブレインズ長崎(長崎県)
→ ペットOK。離島で海辺のリゾートを満喫できる。大浴場付き。

特徴:海辺の車中泊キャンプがしたい場合はここ!温泉もあるところなら暑い季節でもさっぱりできます。
補足💡おすすめの探し方・比較サイト
なっぷ:全国のキャンプ場検索サイト。利用者の写真や口コミが充実している。

Carstay(カーステイ):車中泊スポットも探せるキャンピングカー予約サイト。

Googleマップ:リアルな写真や評判が載っている。
【目的別】おすすめの車中泊キャンプ場特集
「川遊びをしたい」「夜は温泉も入りたい」「ソロでゆっくり楽しみたい」など、車中泊キャンプに求める希望は人それぞれありますよね。
自分が住む地域からのアクセスだけではなく、「目的」「希望」に合わせて探すことで、自分が車中泊キャンプで過ごしたい理想に近づけます。
ここでは、それぞれの目的に分けて厳選した車中泊ができるキャンプ場を紹介します。
星空がきれいな車中泊スポット

1.ミヤシタヒルズ・オートキャンプ場(長野県)
→ 標高2,000m近く。空気が澄んでおり、星空観察に最適。
2.若杉高原おおやキャンプ場(兵庫県)
→ 星空ハンモック体験ができるキャンプ場。夜空を楽しむためにライトダウンするので星が見やすい。

3.RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木(長野県)
→ 星空観察に有名なキャンプ場。昼間はアクティビティも楽しめる。
キャンプ好きだけではなく、星空の撮影をしたい方にも人気。星に特化する場合は、山間部や標高の高い場所がおすすめです。
温泉が楽しめるキャンプ場

1.能勢温泉キャンプ場(大阪府)
→ 温泉併設。キャンプ場と直結しており、特に女性に人気。
2.道の駅ゆふいんRVパーク(大分県)
→ 有名温泉地に隣接。温泉・観光・車中泊の3つを同時に楽しめる。
3.南阿蘇休暇村キャンプ場(熊本県)
→ 天然温泉あり。テント横まで車を乗り入れられるオートサイト。地元食材も人気。

温泉も目的にするなら「休暇村」「道の駅併設」「温泉地近隣」がおすすめ。
子連れ・ファミリー向け

子供も連れて行くならトイレの清潔さ、遊び場、車の通行量などもチェックすると良いでしょう。
1.ケニーズ・ファミリー・ビレッジ(埼玉県)
→ 川遊び・遊具が揃っており、子ども向けイベントの開催も。管理体制も整っている。
2.大鬼谷オートキャンプ場(広島県)
→ サイトが広く、スペースを自由に使いやすいことと、アスレチックが人気のスポット。
3.オートリゾート苫小牧 アルテン(北海道)
→ ワカサギ釣りやバスケットコートなど、1泊では遊びきれないほどのイベント・遊具が盛りだくさん。
ペットOKなキャンプ場

1.有野実苑オートキャンプ場(千葉県)
→ ドッグランあり。ペット専用ルールのため快適の過ごせる。
2.道志の森キャンプ場(山梨県)
→ ペット連れOKの林間キャンプ場。川にも入れるのでペットと水遊びもできる。
3.Foresters Village Kobitto(長野県)
→ ペット向け区画がある施設。自然豊かでペットがのびのび過ごせる。

ペット可でも条件はそれぞれ。「リード必須」「一部のみOK」などのルールを事前に確認してくださいね。
ソロキャン・静かに過ごしたい方向け

1.しだれ栗森林公園キャンプ場(長野県)
→ ソロ歓迎の静かなキャンプ場。標高が高めで夏も快適に過ごせる。
2.大佐山オートキャンプ場(岡山県)
→ 広いサイトと静かな雰囲気が人気。焚き火や読書をする人が多い。

3.せせらぎ公園オートキャンプ場(福井県)
→ 川のせせらぎが聞こえる静かなキャンプ場。1人でも居心地が良いと好評。

静かに過ごしたいなら「大人向け」「ソロ歓迎」と書かれている施設を選ぶとGOOD。
補足💡目的別キャンプ場を探すおすすめ方法
- 「なっぷ」で目的や希望別に絞り込んで検索
- Instagramで「#星空キャンプ」「#ソロキャンプ」などで検索
- ブログ・YouTube・Xで実体験レビュー・口コミを確認する
【初心者向け】車中泊キャンプの準備と注意点
初めて車中泊キャンプをする人は「何を持って行けばいい?」「エンジンはかけたままでいい?」など、わからないことがたくさんあると思います。
ここでは、初心者でも安心して車中泊を楽しんでもらえるように、知っておきたいポイントや注意点を解説していきます。
不安や疑問を払拭して楽しい車中泊キャンプを過ごしましょう。
必要な持ち物チェックリスト【初心者向け】
- 寝具(マットレス・寝袋・毛布など)
- サンシェード/目隠しカーテン
- ランタン/LEDライト
- ポータブル電源(スマホ充電や電気毛布用)
- 水タンク
- ゴミ袋
- 食器・カトラリー・調理器具(またはインスタント食品)
- 折りたたみチェア・テーブル
- クーラーボックス
- 虫よけスプレー/蚊帳
- モバイルWi-Fi(山間部で電波が弱い場合も)
- 耳栓/アイマスク(外部音・光対策)
初めていく車中泊キャンプでは何が気になるかわからないので「快適さ>ミニマルさ」で準備万端で行くのがおすすめ。
車内泊で注意すべきポイント
- エンジンのかけっぱなしは×(騒音・一酸化炭素中毒を避けるため)
- 車中の温度管理が大切(夏:換気グッズ/冬:結露・寒さ対策)
- プライバシー対策は必ず用意(カーテン・サンシェード・目隠し)
- 就寝時の施錠確認は必須
- 夜間の物音や周囲へのマナーにも配慮を
車中泊トラブルの8割は「知識不足」が原因なことも。事前の情報収集が安心安全につながります。
【初心者さん向け】おすすめ車中泊スタイル
- 初めはオートキャンプ場の区画サイトを選ぶ(管理人常駐・電源付きが安心)
- 近場で1泊から始める(無理のない移動距離が体力温存に)
- レンタルができる場所はフル活用し、道具は徐々に揃えていく
- 普段の自家用車に少し工夫するだけで大丈夫(キャンピングカーは少数派)
初心者さんは「安心・快適・簡単」な車中泊スタイルで無理なく始めることが、満足度や次のキャンプに繋がります。
補足💡失敗談から学ぶ!初心者が陥りやすい落とし穴
【まとめ】車中泊キャンプ場選びで旅の自由度が変わる
ここまで車中泊キャンプの選び方を紹介してきましたがいかがでしたか?
車中泊キャンプは、宿泊の自由度とアウトドアの魅力を同時に楽しめる新しい旅のスタイルです。
キャンプ場を拠点に、自然や観光地や温泉など、それぞれの希望に合った車中泊プランを組み立てることができます。
本記事では以下の観点からおすすめ情報を紹介しました:
- 車中泊ができるキャンプ場の特徴や選び方
- 全国各地のおすすめスポット(エリア別)
- 目的別のおすすめキャンプ場
- 初心者が安心して始められる準備や注意点
初心者さんは、「自分に合った場所を選ぶ」ことが車中泊の満足度を高められるポイントです。
設備・立地・過ごし方など、希望の過ごし方に合わせて選び、楽しい車中泊を過ごしてくださいね。
🔍 【関連記事もチェック】
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→「【初心者向け】車中泊仕様の車作りガイド」
→「【夏・冬別】季節に合わせた車中泊の持ち物チェックリスト」
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自由で柔軟な旅ができる、新しい「車中泊キャンプ」。
あなたのアウトドアライフが、もっと快適で楽しいものになりますように!
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